キャリア達成の道程

転職活動はキャリア形成の単なる通過点です。仕事や会社のとらえ方、その上での転職活動と、多岐にわたる視点で実際の経験を書き記しています。

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転職理由

30歳代後半のエンジニアからの相談。転職回数が多いことで転職活動がなかなか進まないことで苦労しているとのこと。まずはこれまでの経歴についてヒヤリングをしてみると、それぞれの退職理由には深いわけがあり、一言で片付けられるようなものではありませんでした。
詳細を明かすことはできませんが、過酷な労働環境で体調を壊しながらもギリギリのところで業務を続けたり、転職したばかりから上長のいじめ・パワーハラスメントで嫌がらせを受けるなど、客観的に見ても本人に非のないものが目立っています。しかし、応募時の書類選考ではそれらの理由を採用側が見抜くわけが無く、ほとんどが「転職回数が多い」、「短期間で退職して忍耐力が無い」などのマイナス面を不利に見るだけです。ここをどのように応募先にポジティブに見せることができるかが技の見せ所となるのですが、やり過ぎることを僕はお勧めしていません。

女性のメイクと同じように、自分をより良く見せるためのサポートをしていますが、あくまでもナチュラルにとどめています。それ以上のことをしてしまうと、逆に本人のカラーが見えなくなりますし、無理して採用されても、後々で本人のスペックに見合わないところが出てくるので、最終的には負荷を生み出す可能性も拭えません。

また採用側が転職回数にこだわる主な理由として、「採用後に長く戦力で居てもらえるか?」が一つの基準として設けられています。しかしこれにも、
転職回数が少ない=転職慣れしていない」
という盲点があります。
入社早々、合わないカルチャーに
「前の会社ではこうしてました。」
なんて禁句を平気で口にするのはこのタイプです。逆に転々と会社を経験している人の方が、意外に戦力になるまでの期間が短いという利点もあります。そのため、外資系では求めるスペックを持ち合わせていれば、あまり転職回数に関わらず採用としているのが一般的です。

我慢して一つの企業にこだわることも重要ですが、それが評価要因と考えるのは時代の流れからして有効とは言えない時期に差し掛かっているのかもしれません。企業側も採算の合わない事業をいつまでも継続することはあり得ませんので。

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